◎APS-Cサイズは、デジタルカメラの固体撮像素子(イメージセンサーとも)のサイズ規格の通称。
・そのサイズがAPSカメラシステムのAPS-Cタイプ(23.4mm×16.7mm)フォーマットに近いことから
名付けられたものである。(ニコンではDXフォーマットという名称を使用している。)
・規格として厳密に決められたものではないため各カメラメーカー、機種により若干の大小がある
(#各社のAPS-Cサイズ)。 35mmフィルムよりサイズが小さい分、写る範囲(=画角)が狭く、
交換レンズの焦点距離表記の約1.5〜1.6倍相当(たとえば50mmレンズを装着すると50×1.5=75mm相当)
の画角になる。
<ASP-Cサイズのメリット >
・このようなサイズ規格が開発されたのは、35mmフィルムと同じサイズの35mmフルサイズセンサーは
生産数が少なく製造コストが高価だったためである。
・生産数を多く出来て画質も大きくは損なわれないサイズと考えられた。
・当初はコスト重視の妥協の産物とみなされていたが、イメージサークルが小さくて済みレンズ
およびカメラも小型化が可能であるため、システム全体のコストを下げることができ、
販売の主力であるアマチュア用デジタル一眼レフカメラの標準的センサー規格として現在は主流を占めている。
・望遠撮影には、より短い焦点距離の望遠レンズが使用できるので、レンズサイズが小さくてすむ利点もある。
<ASP-Cサイズのデメリット >
・従来のレンズを使用した場合でも中心部の比較的収差の少ない部分を使用するため、
35mmフルサイズセンサに比べて周辺部の描写が落ちにくく、光量低下も少ないことになる。
・画面が小さくなるということは、同一サイズに引き伸ばした場合レンズにより高い解像力、
より高いMTF(たとえば従来の10本/mmと同等の性能を15本/mmで出さねばならない)などが
要求されるということでもあるので、一概に有利になるとは言えない。
・画角が35mm判よりも狭くなるために、同じ広い範囲を撮影するにはより短い焦点距離の
広角レンズが必要になるほか、同一画角に対してボケが少なくなるため、
大きなボケを出すためには開放F値のより低いレンズを使う必要がある。
・パンフォーカスで撮る場合には被写界深度が深くなる為、有利になる。
・望遠撮影には、より短い焦点距離の望遠レンズが使用できるので、レンズサイズが小さくてすむ利点もある。
<各社のAPS-Cサイズ>
・デジタルカメラで使用されているセンサーサイズの比較図
撮像素子 23.6×15.8mm - Nikon D300, D200, D90, D80, D60, D40x, D5000
撮像素子 23.7×15.6mm - Nikon D40
撮像素子 23.6×15.8mm - Sony α200
撮像素子 23.5×15.7mm - Sony α350
撮像素子 23.5×15.7mm - Pentax K10D, K200D, K100D Super
撮像素子 23.4×15.6mm - Pentax K20D
撮像画面 22.3×14.9mm - Canon EOS 50D, Kiss X3
撮像画面 22.2×14.8mm - Canon EOS 40D, Kiss X, X2, F
参考
36.0×24mm フルサイズ
24.0×16mm APS-C (x1.5)
22.5×15mm APS-C (x1.6)
デジタルカメラ撮影テクニック

◎35mmフルサイズは、デジタルカメラの固体撮像素子のサイズ規格の通称のひとつである。
・サイズが135フィルム(35mmフィルム)を使用するカメラで広く用いられる24mm×36mmの画面サイズに
近いことから名付けられた。
・このサイズはサウンドトラックがない時代の35mm映画フィルムの2コマ分に相当する。
・35mmフィルムがかつてライカに採用され全世界に広まった事から、このサイズの画面フォーマットを
ライカ判と呼ぶ事がある。
・ニコンではFXフォーマットという名称を使用している。
<撮像素子のサイズ >
・2008年現在、コストや技術的な問題から、一部の高級一眼レフに採用されるにとどまっている。
・普及価格帯の一眼レフカメラやレンジファインダー・カメラでは、面積比で40%前後となるAPS-Cサイズの
撮像素子が主流である。
・コンパクトカメラに至っては対角線長で12mm未満という極めて小さな撮像素子が使われており、
これは対角線長43mmの35mmフルサイズと比較すると面積比でわずか5%前後に過ぎない。
<製造コストと歩留まり>
・半導体素子は、その面積が大きくなると、一枚のシリコンウエハーから取れる数量が少なくなったり、
歩留まりが悪くなるため、35mmフルサイズのような大きな撮像素子はAPS-Cサイズのものに比べ高価である。
・2008年7月現在(他の価格表示も同様)、35mmフルサイズの撮像素子を使用したデジタル一眼レフカメラ
現行製品の最も実勢価格が安いものはキヤノンEOS 5Dである。
・このカメラはおおよそ20万円前後で販売されている。カメラとしての機能上の差異やメーカーの販売戦略の
影響もあるため単純な比較は出来ないが、APS-Cサイズの撮像素子を搭載したキヤノンEOS 40Dが
10万円前後、ニコンD300が15万円前後で販売されている。
<35mmフルサイズのメリット >
・撮像面のサイズが、一般的な35mmフィルムを使用するカメラとほとんど同じである事から、
同じ焦点距離のレンズを使用した場合の画角やボケ方がほとんど同一となるというメリットがある。
・35mmフィルムを使う一眼レフ・レンジファインダーがあまりにも広く普及したため、
それらのレンズ交換システムの規格がデジタルカメラに引き継がれていることが多い。
・画角・ボケ方・焦点距離・絞りなどの相互の関係をすでに記憶している写真愛好家も多い。
このような理由から、過去に35mmフィルムカメラを使ってきた層にとっては、35mmフルサイズの
撮像素子を持つカメラこそ最も使い易いカメラであり、フィルムカメラ時代のレンズの描写特性を生かすためには
35mmフルサイズの撮像素子を使う必要があると主張されることがあった。
・同じ画素数の撮像素子で比較した場合、1画素あたりの受光面積がAPS-Cサイズ比で2.2倍と大きくなり、
感度やS/N比の面で有利とされる。
<35mmフルサイズのデメリット>
・撮像素子の製造コストが高く、カメラ本体の高価格化に直結する。
・撮像素子の構造に起因するデジタルカメラ特有の周辺減光がより強く出るため、
テレセントリック性が高いレンズ設計が必要であるとされるが、マウント径の制限があるためレンズの
焦点距離によっては設計が困難である。イメージサークルが相対的に大きいこともあり、
所要の性能を持つレンズは同じ焦点距離であってもAPS-C向けと比べて大きく高価格にならざるを得ない。
それゆえカメラ本体だけでなく、システム全体が大型で高価格になりがちである。
<従来レンズの流用可否 >
・レンズにおいては、従来のフィルム一眼レフと同等の条件での撮影が可能である反面、
赤外線カットフィルターや、オプティカルローパスフィルター、センサーのカバーガラス等の、
フィルムカメラには存在しない光学素子の存在により収差が発生してしまうという問題がある。
この収差は、光線の入射角度が大きいほど強くでる傾向がある。
・オプティカルローパスフィルターは光線の入射角度が大きい方が効果が強く出る。
・フィルム用に設計された明るいレンズや広角レンズの周辺部の像が著しく不鮮明になるのは、
これらが主な原因である。
・一部の高級機でオプティカルローパスフィルターとして高価なニオブ酸リチウムを採用しているのは、
ニオブ酸リチウムの強い複屈折性を生かすことでオプティカルローパスフィルターの厚みを抑え、
フィルム用のレンズを使った場合の収差の発生を少しでも抑えようとするためである。
・逆に言えば、安価な水晶をオプティカルローパスフィルターとして採用した場合、
フィルム用のレンズとの組み合わせでは収差が大きくなる。
・フィルムカメラ用のレンズは射出瞳(exit pupil)の位置がまちまちで、
マイクロレンズ(撮像素子上にある超小型レンズ)が想定する位置にあるとは限らない。
このため多くのレンズで周辺減光が発生する。
・デジタル専用設計レンズとは、これらの光学素子の存在や、撮像素子の特性を前提として
設計されたものである。
・収差が最適にコントロールされたレンズ設計をするためには、本来、それらの光学素子が
規格化されている必要があるが、機種によってまちまちなのが実状である。
・そのため、デジタル専用設計レンズであっても、想定と異なる光学素子が搭載されたカメラと
組み合わされた場合、収差が設計どおりに収束しない場合もある。
・マウント径の制限により、射出瞳を理想的な位置に配置することができず、
周辺減光を十分にコントロールできない場合もある。
・以上の理由により、フィルムカメラ用のレンズをそのまま使った場合でも、
実際には期待通りの結果を得られるとは限らない。
・フィルムからデジタルへの移行を考えた場合、撮像素子のサイズよりも他要素の影響が大きいため、
クリアかつシャープな描写を望む分には、必ずしもフルサイズにこだわる必要は無いという意見もある。
<展開>
・従来はセンサ製造のコストが高く、定価60 - 100万円ほどの価格でプロ向けの製品にのみ採用されたが、
ステッパーの改良により露光回数を2回に減らしたり、水晶のローパスフィルタを採用するなど、
センサー周辺の製造コストを大幅に削減し、20万円前後のハイアマチュア向け製品を発売できるまでになっている。
・現実にはAPS-Hサイズまで一回で露光できるステッパーを保有するキヤノンとコダックのみがフルサイズの
製造コストを下げることが可能で、製品市場も両社での寡占状態となっている。
・逆に他社製のステッパーでは、35mmフルサイズの製造に3回以上の露光が必要となる。
・35mmフルサイズを実現するには、APS-Hのパイを持たないことには始まらないということであり、
この2社からの供給を受けない限り、他社から35mmフルサイズが出てくる可能性は低いと考えられていた。
・そうした中、2007年8月23日にニコンが、自社開発の35mmフルサイズCMOSイメージセンサを搭載した
フラグシップ機「D3」を発売すると発表し、2007年11月30日に発売した。
・ソニーは2008年1月30日、35mmフルサイズで有効2481万画素と高速読み出し(6.3フレーム/秒 - )を
実現したデジタル一眼レフカメラ向けCMOSイメージセンサの開発に成功したと発表。
・2008年10月23日に35mmフルサイズを搭載したαシリーズのフラグシップ機として「α900」を発売した。
◎三脚
@シャッタースピードが遅く、手ブレを防ぐために使用。
A一眼レフカメラで、約300mm以上の望遠レンズを取り付けた場合、レンズが重たくなり手ブレが発生しやすくなるので、
撮影目的に応じて、使用。
B多重露出撮影(重ね撮り)を行う場合、被写体の位置がずれないように、固定するために使用。
Cバルブなどの、長時間露出を行う場合、カメラブレを防ぐために使用。
◎ストロボ
@被写体に対して光が少ない場合、光を補う場合に使用。
A周囲の明るさが強過ぎる場合、被写体が黒く写るため、被写体が黒くなるのを防ぐために使用。
◎カメラバッグ
@ソフトケース(バッグ)とアルミケースがある。
A最近は、ソフトバッグが主流となっている傾向がある。
Bおおまかに、ショルダータイプと、リュックタイプがある。
Cデジタルカメラが主流になってきたので、バックの種類として、ノートパソコンが収納できるタイプもある。
◎ 35mm一眼レフカメラは、カメラ本体とレンズの組み合わせが自在に出来るので、
高画質撮影が可能で、大判サイズに引き伸ばした場合も画質の劣化が少ない。
◎ コンパクトカメラは、レンズ交換は出来ないが、軽量コンパクトなので、
持ち運びなどの自由度が大きい。
◎ デジタルカメラは撮ったその場で画像が確認できる。
◎ ボタン操作で不要な画像をすぐに削除できる。
◎ フィルム代や現像代が不要で、撮影コストが安い。
◎ 35mm一眼レフ用交換レンズカメラと、コンパクトカメラがある。
◎ 記録の種類として、写真フィルムまたは電子的記録カードが記録媒体がある。
◎ 撮影者は記録媒体を必要な量の光をコントロールし、記録媒体として通常は、
写真フィルムか電子的記録カードに写すまたは取り込む。